

2020年 自由美術協会 京都作家展
先月の3月31日から4月5日まで開催された、自由美術京都展に作品を出展していました。 前に仕入れていた石の余りを利用し、天のドリル跡を有効活用する作品としてまとめてみた。 正面の磨きと曲線が、天のゴツゴツした部分との対比が上手くマッチして良かった。(加工当初は、ドリル跡のインパクトに作品が負けてしまうかもと思っていた) 材質は黒御影石で、大きさは、幅550mm、奥行き400mm、厚み150mm。重さ80kgぐらいのもの。 また、今回新しい試みとして、作品の台を全て溶接で組み上げた。 ベースの枠組みを作り、そこに黒皮仕上げの厚さ1.5mmの鉄板を貼りつけた。 そして、天板には3mm板を使用し、穴を空けてステンレス棒を差し込み、作品を宙に浮かせた。 展覧会に出展した作家からは、「作者の石との響きあい、その間の時間、応答から心に響く風景が現れた」と高評価をいただいた。 次回は10月に国立新美術館にて東京本展があるので、そちらの構想もそろそろ練っていかなければ。